2013/09/12
明日、9/13(金)に技術評論社から発売される『PHPエンジニア養成読本』に記事を書きました。自分の書いた本が書店に並ぶのは生まれて初めてです。嬉し恥ずかし。
内容は、
など、2013年の今、PHPを使っているエンジニアがおさえておくべき内容を幅広く網羅した、なかなか良い本になりました。
ところで、みなさんは、その分野の全体像を大雑把につかむことで一気に学習曲線の傾きが変わった、という経験はありませんか。
この写真は、今回出版される『PHPエンジニア養成読本』が、かつて僕がお世話になった懐かしの PHP 関連ムック本に囲まれて「お前も頑張れよ」と言われているところです。
PHP でなんとか食べていこうともがいていた当時の僕の学習曲線は、これらの先輩ムック本を読むことによって大きく変わりました。
2013 年の今では、一番左の『まるごとPHP』が出版された 2004 年(![1])と比べると、WEB 上で得られる情報の総数は確実に増えました。が、しかし、得られる情報が増えてしまったが故に、かえって全体像をつかむことが難しくなってしまったという点もあるのではないでしょうか。
そこで、みなさん、ムック本[2]ですよ。
僕は思うのですが、ムック本は、プログラミング言語の初級者〜中級者が学習をすすめるにあたって最適のメディアのひとつです。
なぜなら、その分野の全体像を掴むのに役立つ質の高い情報が「取捨選択」された上で網羅されているからです。
今回も、限られたページ数に、どのような内容を盛り込むかについては他の執筆者とかなりの議論を行いました。もちろん、ページ数に限りがないのであればまだまだ盛り込みたい内容もありましたが[3]、その取捨選択を経て生き残った内容が掲載されている、というだけでも、ほら、ねえ。
今回の僕の担当は、PHPとクラウドサービスでした。
試みがうまく行ったかどうかは別として、次のようなことを考えながら書きました。
つまり、読んでくださる方が、ただ読むだけではなく、実際に手を動かしてみてもらえる題材を提供する、そしてその過程で、他の章で触れられている内容を試すこともできる、というつくりを目指しました。
具体的には AWS、Pagoda Box という2つのクラウドサービスを体験をしながら、
など、他の章で触れられている内容も試すことができるようになっています。
果たして試みは上手くいったのでしょうか。ぜひ、読んで確かめてみてください。
ご意見・ご感想などは、ぜひ、Facebookページへお寄せください。
というわけで、明日発売です。みなさま、どうぞよろしくお願いします。
PHPエンジニア養成読本 〔現場で役立つイマドキ開発ノウハウ満載! 〕 (Software Design plus)
約 10 年前ってマジか! ↩
個人的には、中の人(@yando さん)にお話しを聞かせてもらったのにEngine Yardのことが書けなかったことが悔やまれます。@yando さんごめんなさい。 ↩